Ⅱ-Ⅴ
- AパターンとBバターンがありますが全部覚える必要はありません。
- Aパターンは人差し指を動かすだけ
- Bパターンは小指を動かすだけ
A パターン
B パターン
音階
短調のスケール(ドレミファソラシド)は、三種類あります。
マイナー曲のアドリブを耳コピする時は、
この3つのうちのどれを使っているか分析しましょう。
ホールトーン
全部全音で繋いだスケール。二種類しかないので、覚えやすいしカッコイイ。
7thの時のBメロからAメロに帰る時に効果音のように使ってみてね。
テンション
メジャーコードのテンションは、1度上のトライアド。
マイナーコードのテンションは、1度下のトライアド。
左手でコード、右手でテンションでバッキング。
エンディングの最後の音に使ったり、音に厚みが出来ます。
モード
あんまりコードが動かない曲をアレンジするのは難しい。
そんな時はモードで。
イドフリミエロで覚えましょう。
C Dm Em F G Am Bm
赤はメジャー系・青はマイナー系。
全部白鍵盤だけにするには・・・
イオニアン メジャー系のスケール(ドレミファソラシド)
ドリアンはハーモニックマイナー(和声的短音階)やブルースと相性が良い。
(スケールが似ている。類似タレント。)
レから始まるスケールは、第3音と第7音が#だから、全部白鍵にするためには、
第3と第7音を半音さげる。
フリジアン
♭2 ♭3 ♭6 ♭7音
リディアン 4度上の音だけ#にする。
7度のコードの時にはリディアン+♭7thにしたり・・・。
例※♪酒バラの時のE♭7時
ミクソリディアン 7度だけ♭にする。
エオリアン=ナチュラルマイナー=自然的短音階
ロクリアン 半音上のスケール 例 Bのロクリアン→ドレミファソラシド
オルタード カッコいい味わい
かっこいいなぁと感じる音は、ほぼオルタードであるっぽい。
2つの覚え方があるので参考になれば幸いです。
1.半音上の旋律的短音階(メロディックマイナー)+3→♭3
↓は、D♭のオルタードということになります。
2. 1と3と7th+♭9 #9 ♭5 #5
(理論は♭9 #9 #11 ♭13だが覚えられないので。)
~Cのオルタード~
~Fのオルタード~
~Gのオルタード~
ビバップスケール 早弾きの
Ⅱ‐Ⅴが頻繁に入っている曲、チャーリーパーカーの曲
ド レ ミ ファ ソ ソ# ラ シ ド 又は ド レ ミ ファ ソ ソ# ラ ラ# シ ド
例 Nica’s Dream
B♭m△7のビバップスケールは?
まずマイナーには3つのスケールが存在する。
1.ナチュラルマイナー(自然的短音階)=平行調のメジャースケールD♭
2.ハーモニックマイナー(和声的短音階)
↑は、ハーモニックマイナーにしか含まれていない音
3.メロディックマイナー(旋律的短音階)
↑は、メロディックマイナーにしか含まれていない音
これらを網羅するスケールがビバップスケール
ドレミファソ ソ♯ ラシド
Ⅱ-Ⅴが頻繁に出てくる箇所は、Ⅰのビバップスケールを使う。
例えば、BメロのE♭m7-A♭7は、D♭のビバップスケールで。
アッパー・ストラクチャー・トライアド(両手で弾くボイシング)
両手でコードをおしゃれな響きにしたい、それにのっかってメロディーもおしゃれな
響きにしたい・・・自分のダサさから脱却して、jazzにしたい・・。
そんな私にぴったりなアイテムです。
定義は、テンションを含むアボイドノートを省いたスケールの中からのトライアド。
ここでは、sus4やコンディミも省きます。理由は、それはそう言えば事足りるでしょ?と
いうことらしいです。分数コードのこと?と聞かれたりしますが、
分数コードとは分母の音はトライアド(コード)(和音)ではなく、単音のことを指すので、
ここはコード(和音)の二階建てとしたいので、分数コードとは異なります。
見つけ方
7thコードが出てきたらガイドトーン(3+7)の
上にのせる(右手)トライアドを考えます。
右手はⅡ度 ♭Ⅴ度 ♭Ⅵ度 Ⅵ度の4つです。
スケールは リディアンフラット7th オルタード コンディミ オルタード
Ⅱ度 ♭Ⅴ度 ♭Ⅵ度 Ⅵ度
Ⅱ
リディアンフラット7thとは、ド レ ミ ♯ファ ソ ラ ♭シ ド
このスケール中でⅡ度=テンション
なので覚え方はルート(根音)の全音上のコードとなります。
右手と左手の間をあまり開けないことがポイント。開いたら右手のコードは転回系にする。
+テンション=長二度下のトライアド+一度下aug(sus4)
♭Ⅴ
オルタードスケールは、
1と3と♭7に9と13(5)の♭と#を入れるとド ♭レ #レ ミ ♭ソ #ソ ♭シ ド
左手コードのG=Ⅴで考えると ソ ♭ラ #ラ シ ♭ド #ド ファ
このスケール中で♭Ⅴ度=G♭となります。
なので覚え方は減5コード=代理コードとなります。
♭Ⅵ
コンディミスケールは、
3種類しかなく半全半全・・で組み立てるスケールで
たとえば左手のコードGなら
このスケール中で♭Ⅵ度=A♭(転回系)となります。
覚え方は7thの全音下のコード(転回系)となります。
Ⅵ
オルタードスケールは、
左手コードのG=Ⅴで考えると ソ ♭ラ #ラ シ ♭ド #ド ファ
このスケール中でⅥ度=Aとなります。
なので覚え方は左手コードで押さえている7thの半音下のコードとなります。
練習の仕方は、4度圏や5度圏図を使ってⅡでの4度圏で一周、
♭Ⅴでの4度圏で一周・・・と練習していく。
一粒で二度おいしい・・対角線上は左手構成音同じ
コンビネーションディミッシュ『コンディミ』
7thコード・・・dimコード+半音上のdimコード=コンディミスケール
3種類しかない。
①Cdim+C#dimのコンディミ Cから+半音+全音+半+全+半+全+・・・と積み上げる。
E♭dim+EdimはE♭から・・・〃
G♭dim+GdimはG♭から・・・〃
Adim+B♭dimはAから・・・〃
②Fdim+F#dimのコンディミ Fから+半音+全音+半+全+半+・・・と積み上げる
A♭dim+AdimはA♭から・・・〃
Bdim+CdimはBから・・・・・〃
Ddim+E♭dimはDから・・・・〃
③Gdim+A♭dimのコンディミ Gから+半音+全音+半+全+半+全+・・・と積み上げる。
B♭dim+CdimはB♭から・・・〃
D♭dim+DdimはD♭から・・・〃
Edim+FdimはEから・・・・〃
dimコードをdimコード+全音上のdimコード=コンディミスケール
→全半全半全半・・・となる。
★左は、dimの第二音を外して3つ目の音として9thを加える。
★両手で弾いてゴージャスな音を作りたいときは、
9thとして加えた音を左手1音で右手3音と同時に弾く。
ブロック奏にも左のボイシングにも