リハーモナイゼーション(または「リハモ」)は、
元のコードを別のコードに変えることで楽曲に新たなハーモニーを与える手法です。
シンプルなコード進行を複雑にしたり、簡単なメロディを面白く聞かせることもできます。
コードで弾くピアノからコードからリハモする必要があります。

  1. ダイアトニックコードの代理コードに変更:

    同じキー内のコードは特定の代理コードで置き換えることができます。
    例えば、メジャーキーのII-V-I進行では、以下の代理コードを使います。

    • Dm7(サブドミナント) → FM7 (Am7)
    • G7(ドミナント) → Bm7 (b5)
    • CM7(トニック) → Em7、Am7 これらの代理コードを組み合わせてリハーモナイズすることができます。
  2. 分数コードに置き換え:

    分数コードを使うことでルート音を階段式に変えることができます。
    また、ボイシングを工夫することで響きを変えることもできます。

  3. セカンダリードミナントを入れる:

    Dm7はG7へのセカンダリードミナントD7にリハモできます。
    ドミナントコードにIIm7を加えることもできます。

  4. 裏コードを使う:

    同じトライトーン(減5度音程)を持つドミナントコード同士は代理させることができます。
    例えば、G7の裏コードはDb7です。

  5. コルトレーン・チェンジを使う:

    ジョン・コルトレーンが好んで使ったリハモを活用します。
    自分のオリジナルのリハモを作ってみると面白いです。リハーモナイゼーションは曲の雰囲気を変える手法であり、アレンジに役立ちます。
    どの方法を選ぶかは曲調や個人の好みによります。