リハーモナイゼーション(または「リハモ」)は、
元のコードを別のコードに変えることで楽曲に新たなハーモニーを与える手法です。
シンプルなコード進行を複雑にしたり、簡単なメロディを面白く聞かせることもできます。
コードで弾くピアノからコードからリハモする必要があります。
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ダイアトニックコードの代理コードに変更:
同じキー内のコードは特定の代理コードで置き換えることができます。
例えば、メジャーキーのII-V-I進行では、以下の代理コードを使います。- Dm7(サブドミナント) → FM7 (Am7)
- G7(ドミナント) → Bm7 (b5)
- CM7(トニック) → Em7、Am7 これらの代理コードを組み合わせてリハーモナイズすることができます。
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分数コードに置き換え:
分数コードを使うことでルート音を階段式に変えることができます。
また、ボイシングを工夫することで響きを変えることもできます。 -
セカンダリードミナントを入れる:
Dm7はG7へのセカンダリードミナントD7にリハモできます。
ドミナントコードにIIm7を加えることもできます。 -
裏コードを使う:
同じトライトーン(減5度音程)を持つドミナントコード同士は代理させることができます。
例えば、G7の裏コードはDb7です。 -
コルトレーン・チェンジを使う:
ジョン・コルトレーンが好んで使ったリハモを活用します。
自分のオリジナルのリハモを作ってみると面白いです。リハーモナイゼーションは曲の雰囲気を変える手法であり、アレンジに役立ちます。
どの方法を選ぶかは曲調や個人の好みによります。
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